今日は、大田セーラムクラブの定期総会に出席した後、
大田区若者サポートセンター「フラットおおた」の文化祭へ行ってきました。
✈️ セーラム市との30年の交流に思うこと
大田区とアメリカ合衆国セーラム市は姉妹都市提携を結び、
なんと30年を超えています。
私自身も今年1月、初めてセーラム市を訪問し、
たくさんの学びと刺激をいただいたところです。
近年、日本への関心が高まり、
セーラム市からの訪問希望者も増えているとのこと。
現在は2年に1度の受け入れですが、
「毎年訪問したい」との要望も出ているそうです。
為替の影響で海外渡航が難しい今だからこそ、
大田区にいながら海外の方と触れ合う機会を
もっと増やしていけたらと思います。
私自身も子どものころからホームステイの受け入れを経験し、
中学の修学旅行先はカナダという、
当時としては珍しい経験をさせていただきました。
異文化と出会い、言語の壁を越えて交流できるという喜びは、
人の心を大きく育ててくれるものです。
そして、行き過ぎた排外主義が広がるつつある今だからこそ、
「多文化共生」の大切さをあらためて感じています。
大田区の子どもたちにも、
こうした体験を通じて豊かな人生を歩んでもらえるよう、
環境づくりを進めていきたいと思います。
🌱 若者サポートセンター「フラットおおた」の文化祭へ
続いて訪れたのは、大田区若者サポートセンター
「フラットおおた」の文化祭です。
昨年、地域産業委員会に所属していた際、
フラットおおたが大森駅前から
現在の「元入新井老人いこいの家」へ仮移転する報告を受け、
場所の移転が大きなストレスにもなる子どもたちも存在することから
通いなれた場所から移転することへの子どもたちへの影響を心配して質問をしました。
その際、所管からは
- チャットやメールなどさまざまな相談媒体を用意しているが、実際には会って話すことを望む利用者が多いこと
- 自転車通いの子が多く、移転先の方が駐輪場もあり、通いやすいこと
などを伺っていました。
あれから約1年。
実際に訪れて、子どもたちの笑顔を見ることができて本当に安心しました。
和室やソファーがあり、読書やおしゃべりなど、
自由に過ごせる空間が整っていました。
また、ミニ菜園もあり、土に触れることが子どもたちに人気とのこと。
「自由な空間」こそが、いまの子どもたちに必要なのだと感じました。
真面目で、一生懸命な子どもたち。
だからこそ、プレッシャーを感じやすく、
生きづらさを抱えてしまうこともあります。
自分でやりたいことを決めて、行動する。
難しいことがあれば、それをそっと後押しする大人がそばにいる。
子どもたちに「自分で決めて動く」経験を積ませてくれる場所――
フラットおおたは、まさにそのような居場所でした。
子どもたちからは「ずっとここがいい〜」という声が出ているそうで、
とても心地よい空間がつくられていることに安心しました。
(令和9年度には、長寿命化改修後の男女共同推進センターへ本移転の予定です)
💬 まとめ
今日は、国際交流と若者支援、
どちらも「人と人とのつながり」を感じる一日でした。
文化や世代を越えて支え合う社会へ。
さまざまな観点から、その第一歩を地域から丁寧に進めていきたいと思います。

