「保証人がいないため、部屋が借りられない…」 そんなお悩みを抱えている、ひとり親家庭のみなさまへ。
大田区には、賃貸契約のときに必要な保証会社の初回加入費の50%(上限12,000円)を助成する制度があります。 ポイントは、加入費を支払ったあと60日以内の申請が必要なこと。知らないまま期限を過ぎてしまうのが一番もったいないので、ぜひ最後までお読みください。
「保証会社」ってなに?
賃貸住宅を契約する際、「連帯保証人」が必要と言われた経験はありませんか? 近年では、保証人の代わりに「保証会社」と契約するケースが増えています。
保証会社とは、家賃滞納などに備えて大家さんに代わり補償してくれる民間サービスです。 加入時には手数料(1〜2万円、または家賃の50〜100%相当など)が必要になります。
頼れる保証人がいないひとり親家庭にとって、この「初回加入費」が住まい探しの大きなハードルのひとつとなっています。
ご両親がもう現役を引退なさっていて、保証人となることができなかったり、ご自身にご兄弟やご親戚もいらっしゃらない場合など、さまざまなケースがあります。
お引越しの際、ぜひ頭の片隅にでもこの制度が大田区に存在することを思い出してほしくて、この記事を書いています。すこしでも対象になるかもしれない?と思われた方は、ぜひ遠慮なくこの制度を利用してみてください!
大田区の助成内容
大田区では、この保証会社の利用にあたって、初回加入費の50%(上限12,000円) を、1世帯1回限り助成しています。
対象となる方(ひとり親世帯の場合)
- 18歳未満の児童と、同居してこれを扶養する父・母(またはこれに準じる方)のみで構成される世帯
- 大田区内に引き続き1年以上居住し、住民登録があること
- 国土交通省に登録された家賃債務保証会社、または一般社団法人 全国保証機構の保証制度に加入すること
- 世帯の前年所得が基準額以内であること(例:扶養親族1人の場合 294万8千円以内 ※扶養人数により異なります)
- 過去にこの制度の助成金を受けていないこと
- 生活保護または支援給付を受けていないこと
※この制度はひとり親世帯のほか、高齢者世帯・障がい者世帯も対象です(要件が異なります)。
申請のタイミング 【ここが重要!】
- 加入費を支払った後、60日以内に住宅相談窓口へ申請してください
- 期限を過ぎると助成を受けられません
- どの保証会社が対象になるかなど、お部屋探しの段階で事前に窓口へ相談しておくと安心です
制度を支える「大田区居住支援協議会」
大田区には、令和元年9月に区・不動産団体・福祉団体などが連携して設立された大田区居住支援協議会があり、住宅確保要配慮者の入居支援や制度づくりを担っています。
保証会社の審査で「緊急連絡先」が必要なのに頼める人がいない——そんな場合も、緊急連絡先となってくれる居住支援法人の紹介を受けられる場合があります。あきらめる前に、まず窓口へご相談ください。
こんな方はぜひご相談ください!
- ✅ 保証人になってくれる人がいない
- ✅ 保証会社を使えと言われたけど費用が出せない
- ✅ 子どもと一緒に住む部屋を早く見つけたい
- ✅ 緊急連絡先を頼める人もいなくて困っている
お問合せ先(制度相談・申請窓口)
大田区 建築調整課 住宅担当内 住宅相談窓口 📞 03-5744-1343 🌐 詳細はこちら(大田区公式HP): https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/fukushi/kourei/sumai/koreisha_jutakukakuho/hosyounin.html
※助成内容や要件は変更される場合があります。申請前に必ず最新情報を窓口または区公式HPでご確認ください。
補足情報(用語解説)
住宅確保要配慮者とは? 高齢者・障がい者・ひとり親・低額所得者・被災者・DV避難者など、住まいの確保が困難な方々を指します。法律に基づき、自治体が入居支援の体制づくりを進めています。
ひとり親の「住まい探しの壁」を取り除く制度です
制度の名前は難しくても、中身はとても心強い支援です。 「住まいがなかなか決まらない」「保証人がいなくて進まない」――そんなときは、まず一度ご相談ください。
そして、もし身近に住まい探しで困っているひとり親の方や、高齢のご家族がいたら、この制度のことをそっと教えてあげてください。
おひとりで育てていると、なかなかこうした情報に触れる機会も少なく、また相談できる機会も少ない場合が多いと思います。精一杯頑張って働いているお父さん、お母さんにぜひ届いて、必要な場合に本制度を使っていただけると嬉しいです。
あなたとお子さんが、安心して暮らせる「おうち」と出会えますように。
※本記事は2026年7月執筆時点の情報をもとにまとめています。制度の内容や連絡先は変わることがありますので、最新の情報は各機関や大田区のホームページでご確認ください。また、内容に誤りやお気づきの点がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
