先日の日本経済新聞で、東京都内の「スタートアップ集積地」が増えているという記事が紹介されていました。本郷、日本橋、麻布台、五反田……そして、その一つに、我がまち平和島(大田区)の名前が!

さすが大田区💗ととても誇らしい気持ちになりました。
▼参考:日本経済新聞の記事 東京湾岸は自動運転の実験場 Turingなどスタートアップが集積
羽田に近い「物流のまち」が、最先端の実験場に
羽田空港にほど近い平和島には、物流センターが数多く立ち並んでいます。その中核であるTRC東京流通センターの新棟に、自動運転の関連企業が集まり始めています。
2025年には、TRCを拠点に開発企業が協調する「平和島自動運転協議会」も発足し、構内では実証実験が随時行われています。

大田区はこれまでも、スタートアップ企業の誘致や支援に力を入れてきました。大田区ならではの強みは、やはり町工場という”ものづくりの土壌”です。技術者同士の交流を起点に、「大田区で開発する良さ」を感じてもらいたい。
これは、他のまちにはないとてもおおきな魅力のひとつだと思っています。
米中が先行するなか、日本の”足がかり”に
自動運転システムの開発では、いま米ウェイモや中国の小馬智行(ポニー・エーアイ)といった米中の新興企業が先行しています。国土の広さや政府の後押しを背景に、実証実験を進めやすいことが大きいようです。
ある調査会社の予測では、自動運転車の世界市場は2030年に約14兆円規模(2024年比2.2倍)に拡大するとされています(日経の記事より)。この大きな市場に、日本勢が食い込めるかどうか。平和島への集積は、その攻勢への”足がかり”になる可能性があると感じています。
国内に目を向ければ、トヨタも、特定の条件下で運転手が不要になる「レベル4」の車両を2027年度に市場導入する方針を打ち出しています。実用化は、もう目の前まで来ています。
公道実証の現場から
大田区はこれまでも、交通事業者と連携した自動運転バスの実証運行や、TRC等と連携した自動運転トラックの一般道走行に向けた検討を進めてきました。そして今年3月には、大田区自身が「平和島自動運転協議会」に正式に参画。地域の受容性を育てながら、深刻化するバスやトラックの運転手不足の解決、そして持続可能な物流サービスと地域公共交通の実現をめざしていきます。
▼参考:大田区プレスリリース「大田区は『平和島自動運転協議会』へ参画します!」(2026年3月24日) https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/press/releaseR07/2026032401.html
昨年は、大田区でも公道での自動運転の実証実験が行われました。正直に言えば、乗りごごちにも課題があり、また、後続車への影響、バス乗り場を設置する歩道沿いに駐車がされており、スムーズな移動に課題があるなど、まだ課題もあると感じています。
▼参考:大田区プレスリリース(2025年6月25日/自動運転トラックの一般道走行プロジェクト) https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/press/releaseR07/2025062502.html
それでも、街のみなさんが嬉しそうな顔でバス停に並んで待っておられる姿を見て、新しい技術に大きな期待が寄せられていることを実感しました。自動運転は、深刻な運転士不足を解決する一助にもなります。課題を一つひとつ解決し、実用化につなげていく。それを後押しするのも、政治の大切な役目の一つだと考えています。
大田区から世界へ。あっと驚く開発が、このまちから生まれることを楽しみにしています。
